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2008年12月21日 (日)

“国境を越えた医師” ・・・ 買いたいけど買えない

_200w 知人から薦められ、“国境を越えた医師” を図書館で見付けて読んだ。

この “国境を越える医師” は、不公平と感染症に苦しむ人々と、それと戦う医師とその仲間の姿を記している。医師の中心はポール・ファーマーという卓越した技能と魅力ある人物。敵は感染症と不公平だけではない。出資を拒む官僚主義や効率主義、既得権。ポールを中心として活動する、ジム、オフォーリア等の熱意溢れる人物達も登場して、活動を展開していく。

著者は、度々これらの人物達と行動を共にし、数々の感動的な場面に立ち会う。一方、逞しい人達の姿やユーモラスな場面もあり、それらが本の中で上手くアレンジされている。それ故、読み出すと一気に読めてしまう。

しかし読みながら、ふと気付く。この本を、単に英雄的人物伝、感動を誘うノンフィクションとして読むことは間違っているということに。ポールは、不公平とそれに知らぬ顔の社会に対する怒りをしばしばぶちまけている。本書の原題は “Mountains Beyond Mountains”。これは、言葉どおり僻地を表すようだが、更に、そこにある悲惨さも暗示している。著者は、本書を英雄伝的ストーリーとして構成しつつも、ポールの思いを汲み取り、社会に対して、その悲惨な状況を伝えようと意図しているのだろう。残念ながら、日本語タイトルは、英雄伝の様相を前面に出したものだが。

こりゃ買わなきゃ、と思って本屋へ行ってみると、"国境を越えた医師" が無い。数あるネットショップサイトを調べてみる・・・全て出版元での在庫確認必要となってる。そこで出版元の小学館プロダクションサイトを見てみる・・・在庫が無い。

結局、あるのはamazonの中古本のみ。せっかく面白い本だから、わずかな額ながらも印税として著者へお礼がしたい。中古ではそれが出来ない。それに中古の値段にビックリ。本の裏表紙に印刷されてる値段は税込みで1,890円なのに、中古は4,993円以上。完全に足下見てる値段。

この本って、こんなもんかなー?

 知性刺激度    ★☆☆☆☆

 難解度       ★☆☆☆☆

 社会改善志向   ★★★★☆

 娯楽度       ★★★★☆

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コメント

中古で5000円弱ってちょっと高いですな。

投稿: 医師求人 | 2008年12月21日 (日) 14時49分

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